100年前、自由を求め闘った一人の女性・伊藤野枝の生涯『風よ あらしよ 劇場版』本予告完成!

(C)風よ あらしよ 2024 ©村山由佳/集英社
12月1日(金)

昨年、NHKBS4K・8Kで放送された特集ドラマ『風よ あらしよ』。今から100年前、筆一本の力で、結婚制度や社会道徳に真正面から異議を申し立てた女性、伊藤野枝を描いたドラマの映画化『風よ あらしよ 劇場版』より本予告・場面写真が解禁された。

関東大震災後の混乱のさなか、ひとりの女性が憲兵に虐殺された。女性解放運動家の伊藤野枝。平塚らいてうの「元始、女性は太陽であった」という言葉に感銘を受け、バイタリティ溢れる情熱で「青鞜社」に参加すると、ジェンダー格差や貧困などの社会矛盾に異議を申し立てていく。伊藤野枝を演じたのは吉高由里子。また平塚らいてうを松下奈緒、野枝の第一の夫、ダダイスト・辻潤を稲垣吾郎が、また後のパートナーとなる無政府主義者・大杉栄を永山瑛太が演じる。


吉川英治文学賞を受賞した村山由佳の評伝小説『風よ あらしよ』(集英社文庫)を原作に、向田邦子賞受賞の矢島弘一が脚本を、音楽は梶浦由記が担当、また劇場版の為にエンディングテーマを新たに作曲し、自身の個人プロジェクト、FictionJunctonが担当している。『風よ、吹け』と題したfeat.vocalにKOKIAを迎えた渾身の楽曲である。本作の演出を務めた柳川強は「赤毛のアン」の翻訳者・村岡花子の人生を描いたNHK連続テレビ小説「花子とアン」のディレクターも務めており、本ドラマでも主演を演じきった吉高由里子とは9年ぶりのタッグを組んだ。ひとりの女性の短くも激しい生涯から100年経ったいま。なにがかわりなにが残されているのか。


予告編は、暮らしの中であらゆる社会矛盾に異議を申し立て、反感を買いながらも“新しい女性”の生き方についてひたむきにその思いを貫く野枝の情熱を注ぎ込みつつも、その後の関東大震災発生による不安や混沌とした空気感を最大限に引き出したものが完成した。

『風よ あらしよ 劇場版』予告篇

解禁となった場面写真には、物語の中心となる伊藤野枝(吉高由里子)のほか、野枝の演説を聞く大杉栄(永山瑛太)の姿や青鞜社を支える平塚らいてう(松下奈緒)、また学生時代の野枝の思いを親身にきく辻潤(稲垣吾郎)など、その他にも今回劇場公開することとなり初公開となる写真含め、計12点が公開となる。


2/9㊎より新宿ピカデリーほか全国順次公開

ShareSNSでシェアしよう!

作品紹介

関連するシネマNEWS

TOP